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2100年には地球が滅ぶ?二酸化炭素の排出量と温度との関係

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350

350という数字を聞いてピンと来る人はいるでしょうか?おそらくいないでしょう。350.orgという名称は、「350 ppm」に由来しています。

ppmとは空気中の二酸化炭素の濃度を表していて、350ppmが安全だと考えられている数値です。それが現在は400ppmにまで達していると考えられています。二酸化炭素の空気中の濃度の上昇と地球の温度は比例していて、温度は上昇する一方です。

この二酸化炭素の上昇に対して活動をしているのが『350』というNPO団体です。

350


最近、日本の四季を感じますか?

日本といえば四季おりおりの季節がきれいですね。けど最近、春や秋が短く感じたり、夏には異常な気温になったり、冬でも雪が降らなかったり変な気候が多いですよね。

これは二酸化炭素濃度の上昇や温度の上昇によるものという可能性もあります。

現在、二酸化炭素は400ppmのレベルに達しており、毎年、大気中に 2 ppm ずつ放出され増え続けています。 もし今世紀中に、二酸化炭素量を劇的に削減し、350 ppm以下に引き下げることができなければ、臨界点を突破し、取り返しのつかない影響を及ぼして、気候変動の危機を制御できない状態にしてしまうかもしれないのです。

地球への影響を350のページより引用させていただきます。
350のホームページ

現在、約1℃気温が上昇しており、その影響は恐ろしいことです。 あちらこちらで氷河が溶けて消失する速度が早まっており、何百万もの人々は、きれいな水の主要な水源確保を脅かされています。 暖かい気候を好む蚊は、多くの新たな生息地で広がり、マラリヤやデング熱の媒介を行っています。 干ばつの発生も以前よりもずっと多くなり、数多くの土地で食物の生育が困難になっています。 海水位の上昇が始まっており、今世紀中に数メートル上昇するだろうと、科学者は警告しています。 もし数メートルも上昇すれば、世界の多くの都市や島国、農地が水没してしまうでしょう。 一方、海洋では吸収する二酸化炭素が原因で、酸性度が上昇しています。酸性度が高くなると、サンゴや貝類など生物が殻や外骨格を形成するのが困難になります。 地球のいたるところで、ハリケーン、台風、ブリザード、干ばつなど極端な天気が原因で、私たちは苦境に立たされています。資源のためにすでに経済的に苦しい地域における紛争や安全に関する問題を、悪化させてしまっているのです。

科学者がこれまで想定していたよりもずっと急速に、気候変動が進んでいるという明確なメッセージを私たちに送リ続けている地域が、北極なのです。 2012年の夏、北極海の氷のおよそ半分が消失しました(一部の科学者による見積もりだと、夏期の海の氷の総消失量は、80パーセントにも及ぶそうです)。 北極地域全体が激しい変化を体験しており、数えきれない種類の動植物(もちろん、北極グマも)の貴重な生息地や、多数の先住民コミュニティーの生活が脅かされています。 また、グリーンランド氷床の崩壊や永久凍土層の急速な溶解による大量のメタン放出など、危機的な転換点に近づく原因ともなっています。

これが気候変動のサイエンスなのです。 詳細な点の多くがまだ調査段階ですが、議論の余地がないことがひとつあります。それは、私たちの気候は大きく急速に変化しており、その原因が人間の活動にあるという点です。

2100年には地球が滅ぶ?

今のまま、温度が上昇し続ければ2100年には気温が平均で5度上昇すると考えられています。現在、平均で1度上がっただけでも地球では様々な天災が起きています。これが平均5度となるとどれだけの天災が起きるのでしょうか。想像もつきません。平均で5度なので夏の暑い時期の気温はきっと日本でも40度を超える日が当たり前になるでしょう。

気づいたときは時すでに遅しです。愛する地球を、愛する日本を、愛する日本の季節や自然を守るために今からでも遅くはありません。行動をしていきましょう。

私たちにできること

二酸化炭素の上昇を抑えるには、化石燃料を使った発電から自然エネルギーを使った発電に切り替えることが重要です。社会的な投資をする必要性を大きな権力をもったところに働きかける必要があります。

メガバンクの使用をやめましょう

具体的には、例えばメガバンク。メガバンクのほとんどが化石燃料に対して多額の投資をしています。メガバンクを使うことをやめることで社会的な責任を認識させることができるかもしれません。 

海外の活動を知りましょう

海外では色々な銀行が化石燃料の投資を行っている会社には、お金を貸さないと表明をしているそうです。様々な都市が化石燃料への投資をしないことを宣言しています。

見本となる海外の活動を知りましょう。私も学び始めたばかりですが、それらの情報を少しずつ発信していけるようにします。