筋肉痛の原因は、乳酸によるものだ。
とひと昔前は言われました。
最近では、この考え方は古い、間違っていると言われます。
けど、乳酸ってなんなんでしょう?
今どき、筋トレで乳酸とか言ってる時だめだとかいう人がいますが、理解浅すぎです。
筋肉痛に乳酸が直接的な関係はない、と言われますが100%乳酸が関係しないというわけでもないのです。
今回も石井直方先生の〈東京大学教授〉石井直方の筋肉の科学より学んだ知識をかみ砕いていきたいと思います。
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筋トレ後の筋肉の重い感じの正体は乳酸だった!?
運動直後に筋肉がだるくなったり、重く感じたりする「早発性筋痛」に関しては、乳酸が一因ではあります。ただ、あくまでも一員であり同時に水素イオンやアデノシンといった物質も筋肉から分泌され、センサーの役割をする「受容器」がそれを関jに取ることで早期性筋痛」が起きると考えられています。
運動後の重い感覚、だるい感覚の正体が乳酸だったのですね。
ただ、大事なのは正体の内の1つで、他にも様々なものが関係しますよということです。
乳酸がすべての原因ではありません。
乳酸の本当の役割は、筋肉痛になることを伝えるメッセンジャー
筋肉には、乳酸などを受け取るセンサーがあります。
筋肉内のセンサーは、筋肉が酷使されすぎて、壊れないように見張りをしているのです。
乳酸がたまることによってセンサーが反応して、「筋肉使いすぎてるよ!きついよ!」と教えてくれるのです。
筋トレ愛好家が「乳酸がたまってきた」と喜んでいるのは、それだけ速い筋肉を使って筋肉にダメージを与えられているからです。
ちなみに石井先生が推奨し、ぼくも実践中のスロートレーニング=スロトレは、このセンサーを最大限に働かせて、効率良く自宅でも筋肉を大きくするのに最適です。
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乳酸は悪でない!乳酸は、遅筋繊維のエネルギー源
乳酸=悪、ととらえる方も少なくありません。
知識の浅いちょっとかじった程度の人はとくにこの勘違いが多い。
- 乳酸は、速い動きや重いものを持ち上げる時に筋肉=速筋繊維を使うとどんどん出てきます。
- 乳酸は、遅い動きをする筋肉=遅筋線維のエネルギーとして使います。
- 心臓や肝臓も乳酸がエネルギー源です。
そう、乳酸ってすごい大事なエネルギー源なんですよ。
乳酸=悪、乳酸なんて古い、とか言ってる人は勉強してなさすぎです。
まとめ
乳酸に対する考え方は少し変わりましたでしょうか?
- 乳酸は筋肉が壊れないように教えてくれるメッセンジャー
- 乳酸は筋肉が重い、だるい感覚の正体の1つ
- 乳酸は悪でない
- 乳酸は速筋繊維を使うと出てくる
- 乳酸は遅筋繊維や心臓、肝臓のエネルギー源
- 乳酸=悪、乳酸なんて古いとか言ってる人は勉強してない証拠
ぜひ、効率的な筋トレに役立ててください!
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